瑞世とは、
本山など修行道場にての修行期間を過ごした後、
師僧などの寺に修行の場所を移し、師の法継ぐ
伝法を許され、嗣法(しほう)修行(7日間籠)を
終えた者が、宗務庁に届けた後、
一定の期間内(2ヶ年の内)に両本山(永平寺様・總持寺様)に
拝登し、一朝の住持職という誉れを頂き、
本山の仏殿と常陽殿・大祖堂にて、導師をつとめる栄誉を
授与されるものである。
嗣法の最終の段階であり、曹洞宗の僧侶で嗣法をした者は
(外国で修行の者でも)必ず瑞世をしなくては、住職資格
である転衣の資格などを失効する。
平成27年7月3日 慎介 曹洞宗大本山總持寺瑞世
瑞世の様子(一日住職にて法要を任される)